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東洋羽毛スペシャリストインタビュー ご活躍の有名人の方に睡眠と健康、ライフスタイルについてお聞きしました。

カラフルで目移りするほど美味しそうなケーキたち。でも、フツーのお菓子と違って、その素材はお野菜!今回のゲストは、2006年に世界初の野菜スイーツ専門店を開き、マスコミや各地のイベントでも大活躍の柿沢安耶さん。

お店だけでなく、全国を駆け回り「食育」や「農業支援」にも奔走される、その理由は? 野菜への熱い思いと共に語っていただきました。

オーガニック野菜にこだわったスイーツを作られているのは、どうしてですか?

柿沢 安耶さん(パティシエ)野菜スイーツは、「どうすればもっと多くの人に野菜を美味しく健康的に食べてもらえるか?」という発想からスタートしました。オーガニックにこだわっているのは、おいしく、さらにカラダにいいから!

お菓子の素材としての魅力は、味と色ですね。オーガニックの野菜は”甘さ”が違うんです!

味は濃いのに、エグミや臭みが少ない。野菜の味はとても繊細なので、野菜そのものの甘みや風味を生かそうとすると、自然と砂糖や油分の量を減らすことになります。だから自然とヘルシーなお菓子になるんです。

あと、野菜スイーツは色も独特。例えば、同じ「緑」でも、小松菜、ブロッコリー、ルッコラ、ほうれん草…と使える素材が多いから、いろんな「緑」が楽しめるんです。野菜の色を活かしたかわいいケーキができるんですよ!

野菜スイーツは、従来のスイーツに比べて2~3工程余分に手間がかかります。茹でたり、蒸したり、炒めたりといった調理が必要ですから。私の場合はフランス料理から入ったので、それも役立ってるんだと思います。

柿沢さんはベジタリアンだそうですが、ベジタリアンで良かったこと、困ったことは?

ゆるーいベジタリアンです。 ベジタリアンになったのは23歳の時。当時は「将来、食べた人が元気になれるものを出すお店がしたい」と漠然と考えていました。

そんな時出会ったのが、玄米菜食の食事療法マクロビオティックやベジタリアンと言う食事のスタイルでした。「コレだ!」と思ったので、2年間みっちり自分で試してみました。すると、体調も肌の調子も、すごく良くなったんです。

確かに困ったこともありました。友達と出かけても外食ができない!私だけ公園で玄米おにぎりと水筒のお茶…なんてことも(笑)。

「一生これは辛いな」と思ったので、その後はあまりストイックにならず、緩く、長く続けることにしました。今は、私自身、卵と乳製品は摂りますし、お店に出すスイーツにももちろん使用しています。

ただ、その2年間で、食のあり方のとても深い部分を学びました。その土地に合った作物を育て、旬のものを食べることが健康につながるという「身土不二」。生命あるものは丸ごと食べようという「一物全体」。人間も自然の一部であり、自然に逆らわないことがいかに大切かを知りました。

信頼できる生産者さんから直接入手する旬の野菜や新鮮な卵、国産の小麦粉…と、素材にこだわる今のスイーツづくりも、その時学んだことがベースになっていますね。

食育、農業支援、特産品開発など様々な活動をされていますね。どんな思いがおありなのでしょう?

10年近く前、夫の郷里の栃木で初めて畑に行ったとき、とても感動したんです。

私は東京育ちなので、それまで畑にも田んぼにも入ったことがなかった。「土ってこんなに温かいの?」「野菜ってこんなふうに育つんだ!」って。食の仕事に携わっているのに、畑のことを知らなかった。という反省と同時に、同じように知らない人も大勢いるはず!と思いました。

命の原点を知らないと「いただきます」の本当の意味も分からない。24時間いつでも簡単に食べ物が買えるから、有り難味も感じず、食べ残しも増える…。もっとみんなに畑を見て欲しいと思いました。

今は、大人向けのほかに、小・中・高校、専門学校でもセミナーをやっています。「食育」というと難しく感じますが、幸いスイーツだと子どもも喜んでくれるし、実際に「その後、給食の残飯が減った」といったお話を聞くと嬉しいですね。

その土地の特産品づくりは、加工品にすることで形に関係なく、一度にとれすぎてしまったお野菜を無駄なく使えますし、地域振興にもなるので一石二鳥!生産者さんと消費者を、野菜スイーツで少しでも近づけられればいいなと思います。

家庭でも野菜スイーツを作ることを提唱されていますが、簡単に作れるレシピを教えていただけますか?

スイ―ツって幸せな気持ちになれるけど、野菜だと健康にもいいから2倍幸せでしょ?(笑)。

残り物の野菜を使ってもいいし、お子さんと一緒でも楽しいし、ご家庭でもどんどん作って欲しいですね!

この季節なら”人参とみかんのゼリー”なんてどうでしょう?人参をすり下ろして、みかんと一緒に寒天で固めるだけ。簡単ですよ!

詳しいレシピは、毎週金曜日に放送してるラジオ番組『The Voice of Farmers』のブログでご紹介しています。他にもいろんなレシピを載せてるので作ってみてくださいね!(下記プロフィール参照)

この番組は、農家の方たちの声をご紹介する番組なんです。消費者ができる最大の「農業支援」は、地元の産物を買って食べること。

私は、各ご家庭が”マイ・ファーマー”を見つけて農家と繋がれれば素敵だなと思います。そして、できればご家族でその農家の畑に足を運んでみてはどうでしょう?すごく楽しいし、貴重な体験ができると思いますよ。

ご自身の健康のために気をつけていらっしゃることはありますか?

特別なことは何もしてません! 美味しいお野菜をいっぱい食べて、よく動いて、しっかり眠る。それだけかな…(笑)。

食事は、簡単な調理法でも「自分で作って食べる」を基本にしています。出張などで外食することもありますが、やっぱり塩分が濃過ぎたりしてカラダに合わないんです。毎食がんばって調理すると続かないから、これも緩く、長く…(笑)。

でも、産地から直接届けてもらうお野菜って、本当に手を掛けなくても美味しいんですよ!

運動量は、仕事でもかなり動くので足りてると思いますが、「ちょっと食べ過ぎた?」という時は30分~1時間くらい歩きます。

夜は、とにかく早く寝る!本当は、お日様と一緒に起きて、寝る、というのが一番なんでしょうね。知ってる農家の80代のおばあちゃんなんて、私より元気なんですよ!あんなふうになりたいですね。

「ほら、葉っぱまで美味しそうでしょ?」産地から届いたラディッシュを手に取り、嬉しそうに微笑む柿沢さん。その眼差し、指先にまで溢れる”野菜大好き”オーラ。「このお店のスイーツで苦手な野菜が克服できた」というファン続出の秘密が分かった気がしました。

【プロフィール】 パティシエ / 柿沢安耶さん
学習院大学在学中よりフレンチを学び、フランスへも短期留学。卒業後パティスリーとレストランで研鑽を積む。2003年『オーガニックベジカフェ・イヌイ』を栃木県に開店。デザートの野菜スイーツが評判を呼ぶ。2006年に世界初の野菜スイーツ専門店『パティスリー ポタジエ』を東京に開店。新しいムーブメントを作ったパティシエとして注目される。食育や農業への関心も高く、農業支援活動や食育セミナー、生産地体験ツアー、料理教室など多彩に活躍。
レギュラー番組:『The Voice of Farmers』(ニッポン放送)