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東洋羽毛スペシャリストインタビューご活 の有名人
の方に睡眠と健康、ライフスタイルについてお聞きしました。

現役時代は日本を代表するバドミントン選手として、世界で活躍していた陣内貴美子さん。現在は報道キャスターとして、日々フレッシュな情報を届けていらっしゃいます。
多忙な毎日にもかかわらず、いきいきと笑顔のたえない陣内さんに、ライフスタイルやスポーツを楽しむコツなどを語っていただきました。(取材:2011.3)

お忙しい中での心身の健康管理はどのようになさっていますか?

「何ごとにも無理をしない」ということでしょうか。たとえば睡眠も、本当は規則正しく寝たほうがいいのかもしれませんが、私の仕事は朝が早いときもあれば、夜遅くなることもある。なので、寝られるときに寝るようにしています。なるべく無理のない形で、できることをやるという感じです。

体調がよくないときは睡眠時間を多くとるようにしていますが、「何時までに寝なきゃ」と思うと逆にストレスになってしまうと思うので、あまり考えません。現役の頃は体調管理に細かく気を配っていましたが、今は勝負をしていないので(笑)、そこまでガチガチにこだわってはいませんね。

ただ、睡眠時間はそんなに多くはとれないので、短かい時間でも熟睡できるように気をつけています。

私、実は香りフェチで、好きな香りに包まれて眠るのが好きなんですね。だからシーツや枕カバーなどには、いい香りのする柔軟剤を使っています。すっと眠りに入っていけます。アロマも炊いたりします。とくに今の季節は乾燥するので、空気清浄機とセットになったものを使用しています。精油は、ラベンダーは常備していますが、種類にはあまりこだわりません。柑橘系だったり、フローラル系だったり、その日の気分でいろいろな香りを楽しんでいます。

報道キャスターとしてお忙しい毎日だと思いますが、日ごろ気をつけていらっしゃることはありますか?

予防は徹底的に

まず、月曜日から金曜日までの生放送なので、倒れられない(笑)。それは大前提なので、そのあたりは気をつけています。たまに具合の悪いときなどもありますが、根性で出ます。直前までフラフラでも、本番のときは緊張感からか、大丈夫なんですよね。現役選手だった頃は熱があっても試合には出ていたので、本番には強いかな。

インフルエンザなどはかかったら大変。周りに迷惑をかけるので、予防は徹底的にやっています。一緒に番組をやっている藤井貴彦さんがうがい・手洗いを実践していて、全く病気知らずだと言うので、真似してニュース終了後にふたりでうがいをしています。

あとは、本番前に新聞を読み込んでいますね。今まではスポーツ担当だったので、スポーツ新聞を読んでいたのですが、今は一般紙も読むようになりました。基本的に報道というのは事実をみなさんに伝えることなので、私がそれに対して意見を言うことはあまりないのですが、それでもその情報についてわかっていなければならない。だから新聞などを読んで、疑問に思ったこと、わからないことはそのままにしないで、放送が始まる前やコマーシャルの間に聞くようにしています。

現役を引退して17年(1994年引退)。今もスポーツやトレーニングなど、続けていらっしゃることはありますか?

なるべく歩く

今は時間がないので、定期的に何かのスポーツをすることはできませんが、なるべく歩くようにしています。あと寝る前には必ず腹筋をやってますね。50回くらいかな。そうそう、自転車の逆こぎもいいですよ。あお向けに寝て、足を上に上げて自転車をこぐように足を回転させるのですが、それを逆回しにするんです。これはいい運動になります、おすすめです!

時間があれば挑戦してみたいことはいっぱいあるんです。今はピラティスやヨガなどに興味があります。「物足りないんじゃない?」という人もいますが、それはやってみないとわからない。意外とはまったりして。
そうそう、今度ピラティスの体験をやる予定があるんです。今からとっても楽しみにしているんです。

では、これから運動を始めようと思っていらっしゃる方に、楽しく続けられるためのコツやアドバイスをいただけますか?

空き時間に腹筋やストレッチをするとか、ひと駅だけ歩いてみるとか、エレベーターを使わずに階段を利用する

本格的に運動をやったことがない人や、普段から動いていない人がいきなりジョギングを始めようと思っても続きません。それよりも、ちょっとした空き時間に腹筋やストレッチをするとか、ひと駅だけ歩いてみるとか、エレベーターを使わずに階段を利用するとか、ちょっとだけをちょこちょこやるのがおすすめです。

ウチはよく夫婦でウォーキングをします。「あそこの家、立派でいいね~」とか言いながら(笑)、本当にたわいのない話をしながら歩くのですが、それが結構楽しいんですよ。会話も増えますしね。

ウォーキングをするときは、なるべく歩幅を大きくしてみてください。年齢を重ねると、だんだんと歩幅が狭くなってくるんですね。だから意識して大股で。するとだんだんと股関節が柔らかくなってきて、可動域が広くなっていきます。大股で歩くと何が違うって、実は見た目が若々しく見えるんですよ!

できれば姿勢も気にして、あと腕もしっかり後ろに引くのを意識して振ると、肩甲骨も動いて体全体が若々しくなります。呼吸をいっぱいするし、季節も感じることができる。体がいろんな刺激を受けるので、心身のリフレッシュにもなります。歩いたあとがまた最高に気持ちがいいんですよ! これからは歩くのにぴったりの季節。ぜひご夫婦や親子、お友達などで一緒にウォーキングをしてみてはいかがでしょう。

最後にお仕事についてですが、今後どのような方向で活動されるのでしょうか?

基本的には、今年は今やっている報道キャスターの仕事がメインになります。実は最初は悩みました。ずっとスポーツキャスターとしてやってきた私が、報道をやる意味とは…と。

報道は全く未知の世界でしたし。でもせっかくのチャンスだし、やりたくてもできない人や、病気や怪我で仕事さえできない人もいるわけです。だから「できないのでは…」と考えるのではなくて、チャンスなんだから挑戦してみよう、というスタンスでここまできました。「自分は何の役に立つのか」と考えるのではなく、「どんな形でもいいから役に立ちたい」と思えるようになってきたというのもあるかな。

だからこれから先、もし何か新しいお話があったときも、自分から「できない」「いやだ」と言うのではなく、まずはやってみる…、そういうスタンスでいたいと思っています。

キュートなお顔は小さくて、体もスポーツ選手だったとは思えないほどスリムな陣内さん。生放送終了直後のインタビューで、きっとお疲れだったはずなのに、それを微塵も感じさせず、明るい笑顔でどんな質問にもまっすぐに、ときには笑いも誘いながら、自然体でお話をしてくださいました。

【プロフィール】 スポーツジャーナリスト・報道キャスター(日本テレビ) 所属 ヨネックス /陣内貴美子さん
1964年熊本県生まれ。1981年から12年間、日本を代表するバドミントン選手として活躍。91年の全英選手権女子ダブルスでは、バルセロナオリンピック優勝の鄭素英(チェン・ソーヤン)/黄恵英(ハン・ヒー・ヤン)組と接戦を演じるなど、世界のトッププレイヤーとして高く評価された。1992年バルセロナオリンピック日本代表選手。1994年引退。引退後は全国のバドミントン講習会や講演会などで競技の普及に努めるかたわら、フジテレビ『スポーツWAVE』の土曜日キャスターに就任。95年からは『プロ野球ニュース』のキャスター・リポーターを担当。2010年からはスポーツコーナーを担当していた『NNN Newsリアルタイム』(日本テレビ)から『news every.』で報道キャスターへ抜擢。月~金のレギュラー出演中。

陣内貴美子さん