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東洋羽毛スペシャリストインタビューご活 の有名人
の方に睡眠と健康、ライフスタイルについてお聞きしました。

今回のゲストは、韓流ナビゲーターの田代親世さん。

2000年に出版した韓国芸能界の紹介本「韓国エンターテイメント三昧」で日本の韓流ブームの火付け役となり、テレビ番組のナビゲーター、本やシナリオの執筆、韓流スターのイベントでの司会などに忙しい毎日を送っていらっしゃいます。
田代さんがハマった韓流の魅力と韓流漬けの日々、間近で見た韓流スターの素顔を熱く語っていただきました。

(取材:2010.6)

韓流エンターテイメントにハマったきっかけは何だったんですか?

韓国エンターテインメント・ナビゲーター 田代 親世さん岩手放送のアナウンサーを辞めて、東京でテレビのワイドショーのレポーターをしていた20代後半、ハードな仕事の合間に見る香港映画が癒しで大好きだったんです。

30歳になった時、「好きなことにトコトンのめり込んでみよう」と、ふっと思い立って香港へ留学しました。そこで、偶然、韓国を含めたアジア各国のドラマや歌番組のプロモーション映像に日本語のナレーションを入れるバイトがあって・・・。
その時点ではまだ香港映画が好きだったんですけど、韓国エンタメへの”潜在的な興味”(笑)が培われたんでしょうね。

99年に帰国して、たまたま自分がナレーションを付けた韓流ドラマ「星に願いを」の再放送がCSで始まるというので、ちゃんと見たら、これが激ハマリ!(笑)。
「私が本当に好きな世界がここにあった」という感じでした。

ちょうどその頃見た「ソウル・ガーディアンズ 退魔録」という映画も魔を退治する男性と、魔を宿す宿命の女性との悲劇的なラブストーリーで、これでまた興味百倍に・・・。

その頃、日本で韓国映画を見るのはまだ一部の通の人だけ。まして韓流ドラマなんて話題にもならない。でも、いいものはみんなに伝えたい、というレポーターの習性で、出版社に企画書を持ち込んだのが、のちの「韓国エンターテイメント三昧」なんです。

少なくとも、私と同じように香港エンタメが好きな人はこっちに転ぶな(笑)とは思っていましたが、ちょうど、韓国エンタメをもっと知りたいという人が増えている時期に重なり、ミーハー心を刺激する内容がすぐに評判になって。

そして、タイミングよく2000年に「シュリ」が大ヒットして韓国映画に注目が集まり、翌年には続編も出版しました。03年には「冬のソナタ」が放送され、翌年ペ・ヨンジュンが初来日した時には韓流ブームが社会現象になりましたよね。

10年以上も田代さんを魅了し続ける韓流の魅力は何でしょうか?

まずドラマチックなところですね。
切ない愛があり、乗り越えがたいカセがあり・・・事件とか出生の秘密とか、現実にはお目にかかれない非現実の世界!(笑) 

あと、私好みの美男美女がいて、狂おしいまでの愛を切なく演じてくれるところ。それから、こうあってほしいという、人間や愛のあるべき姿が描かれているところも・・・。

好きだけど好きって言えなかったり、付き合っているのに”さん付け”で呼んだり、せいぜいキスまでだったり・・・。そういう奥ゆかしいところも好きですね。それから、恋が芽生えるまでのドキドキ感が重点的に描かれているところも、またツボで(笑)。

あと、志が高いところ。特に時代劇で、主人公が人生の節目に師匠からいい言葉を言われ、成長していく。その言葉に奮い立たされる気がします。ミーハー的に好きなところと、精神性に心打たれるところと・・・私の好きな要素がすべて入っているんですね。

今年、公開された日中などの合作映画「台北に舞う雪」では脚本家デビューも果たされましたね。

物語の世界が好きで、アナウンサーの頃からお芝居やラジオドラマの脚本を書いていたんです。
東京ではレポーターのかたわらシナリオの学校に通い、香港から帰国後に復学・・・そんなことをプロデューサーの方にお話したら、何年もたってから「台湾が舞台の映画を作るので、アジアに詳しい新人脚本家を探している」と声をかけていただいて。

一つのことを一生懸命やっていたら、いろんなことにつながるんだなぁと、実感しましたね。これからもシナリオを書く仕事は続けていきたいですね。

お薦めの韓流作品と日本でブレイクしそうな俳優を教えてください。

ドラマでは「家門の栄光」ですね。
韓国は代々続く家柄を大事にするお国柄なんですが、その格式ある宗家の孫娘と成金の一人息子の、しがらみを乗り越えた波乱万丈のラブストーリーです。

名家の暮らしぶりやしきたりを丁寧に描いていて、それを知る面白さもありますね。

とくに主演のパク・シフの魅力炸裂で、このドラマを見た人の8割はパク・シフにハマる!(笑) ドラマでは強気な役ですが、実際にお会いしたパク・シフはひょうひょうとしていて照れ屋さんでした。

映画では「炎のように蝶のように」が、また私の”どツボ”ですね(笑)。

実在した王妃と、その彼女を命がけで最後まで守り抜いた護衛武士との身分を超えたラブロマンス! 

男心のせつなさがガンガン入ってくる、その設定だけでもハマるんですが、またその描き方が「ありがとう、監督っ!」と言いたいくらい、私の好きな要素満載です。

俳優では、去年、韓国で一番当たったドラマ「善徳女王」に出演したキム・ナムギル。
善と悪の両方を秘めた危険な感じ、野生味あふれるセクシーさ・・・。実際に会うと、おしゃべりですごく人懐っこいキャラです。いろんなことに興味津々な感じで。黙っていると目が鋭くて怖い印象なんですが、ニカッと笑って「ナンダヨー」とか日本語で言って、かわいい!(笑)。

彼が主演のドラマ「悪い男(赤と黒)」を今、韓国で放送中ですが、来年日本でも放送される予定です。

記憶に残る韓流スターのエピソードはありますか?

日本でのイベントの司会やインタビューなどで何度かお会いしたイ・ビョンホン。

一緒に仕事をしたあと、数年たって偶然空港ですれ違ったときにも、目が会ったらわざわざ近くに寄って来てくれて「お久しぶりです。」と挨拶してくれました。お茶目な感じなんですが、とっても礼儀正しいし、人の顔をよく憶えていて、頭がいい! 大学院まで進んでいますし、IQが高いと評判です。

韓流スターは男女ともよく身体を鍛えていますが、とくに男性はトレーナーを付けて計画的に身体作りをしている人が多いですね。2003年の”モムチャン(ナイスボディ)”ブーム後は”モムチャン”であることが俳優の売りにもなっていて・・・。

ドラマでも視聴者をつかむ為に、序盤で必ず男優が脱ぐ! 女優は脱がない!(笑)。 最近ドラマで脱いで”チョコレート腹筋”が話題になったのがチャン・ヒョク。イ・ビョンホンも肩から胸、腹筋まで凄いですよ。私の好みは細マッチョなので、ちょっと違うんですけどね(笑)。ファンの集いでも、シャツの第三ボタンまで開けて胸筋をアピールする人が結構多いので、司会しながら横から見えて「オっ」と思いますね(笑)。

健康面で心がけていることや、休日のリフレッシュ法はありますか

健康面では寝具に気を遣っています健康面では寝具に気を遣っています。 こう見えてもレポーター時代に修羅場をくぐっている(笑)ので、いつでもどこでも眠れますが、家で寝る時には硬めのベッドに羽毛ふとんを使っています。

羽毛ふとんは10年位前に親が送ってくれて以来、ずっと使い続けていて、今のは2代目ですが、軽いし、薄くても暖かいので1年中愛用しています。

休みの日は好きな音楽・・・韓流ドラマは音楽もいいので、そのサントラを聞いています。それから韓流のDVDも見ますね。

仕事では見なきゃいけないものを見て、休みの日には自分の見たいものを見る(笑)。

お薦めした「家門の栄光」も好きな作品なのでもう2回ほど見ましたが、またもう1回見ようと思ってます。全54話で60時間くらいかかるんですが・・・。これからもいい韓流作品をどんどん紹介していきたいですね。

韓流の魅力を語る時の弾む息遣い、輝くまなざしが、まるで恋する乙女のような田代さん。
学生時代、俳優養成所に通い、リポーターの激務の合間にシナリオ学校に通い、香港では北京語を習得・・・目標に向かって努力を重ね、思いを果たすその姿勢に強さと潔さを感じました。ひたむき、一途、志という言葉が好き、とおっしゃる田代さんこそ、その言葉通りの方でした。

【プロフィール】 韓国エンターテインメント・ナビゲーター/田代親世さん
静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業後、IBC岩手放送のアナウンサー、テレビのワイドショーのレポーターを経て、香港留学。帰国後、韓国ドラマ、映画にはまり、2000年「韓国エンターテイメント三昧」を出版。以後、CS放送「衛星劇場」でナビゲーターを務めるなど、韓国エンターテイメントの魅力を紹介し続け、2005年には韓国観光公社から韓流ブームの拡散に寄与したとして感謝牌を贈られる。2010年には、オリジナル脚本を書いた映画「台北に舞う雪」が日本で公開され、同小説版を朝日新聞出版より出版した。著書は「恋する韓流」(朝日新聞出版)、「韓国はドラマチックVol.1・2」(東洋経済新報社)、「韓国ドラマ&シネマ ベストナビ」(共著、大和書房)、「韓国エンターテイメント三昧Vol.1・2」(芳賀書店)など。