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東洋羽毛スペシャリストインタビューご活 の有名人
の方に睡眠と健康、ライフスタイルについてお聞きしました。

前回に続き、今回のゲストは美容業界の第一線で活躍し続ける、ヘアメイクアップアーティストの藤原美智子さんです。前編ではお肌ケアやメイクについてお聞きしました。後編では、藤原さんご自身のライフスタイルについて伺っています。(取材:2011.10)

お忙しい毎日だと思いますが、普段心がけていらっしゃることや、気をつけていらっしゃることはありますか?

7年前くらいから、ライフスタイルを早寝早起きに7年前くらいから、ライフスタイルを早寝早起きにしました。今は朝5時半くらいに起きて、夜は9時半くらいに寝ています。そうしたことで、心身ともに軽やかでいられるようになりました。

それまではずっと夜型で、撮影も今のようにデジタル化されていなかったので夜遅くまでかかることもよくありました。その頃、撮影の仕事が終わって帰宅したあとに原稿を書くこともよくあったのですが、疲れているから内容がマイナス思考になるというか、朝読み返してみるととても使えない。で、結局朝また書き直したりしてたんですね。そのとき「これだったら、思い切って夜はさっさと寝ちゃって、朝書いたほうがいいんじゃないかな」って思ったんです。それで、朝型にしよう!と思って。切り替えるにはどうしたらいいのかな…と思っていたとき、何かに「とにかく寝る時間をまず決める」って書いてあったので、じゃあとりあえず12時には寝よう!と決めたんです。

最初は大変でした。頑張って12時に布団に入っても眠れないし、朝は眠いし。でも10日くらいたつと体が慣れてきたんですね。そこからだんだん起床時間が早くなって、今は5時半。朝早く起きると、当然夜も早く眠くなるので、それで自然と早寝早起きにシフトできました。忙しくて夜10時に眠れないこともありますが、もう習慣になってしまって、朝は5時半には目覚めるようになりました。

早寝早起きになって良かったのは、まず暴飲暴食をしなくなったことです。夜は眠くなっちゃうから、そんなに食べられなくなりましたし、朝はランニングをしているのですが、朝新鮮な空気を吸うことがとっても体にいいことだっていうのが体感でわかるんですよね。

ランニングはいつから始められたのですか?ほかに何か健康のためにスポーツなどは?

ランニングはもう3年ランニングはもう3年になるのかしら。これも最初は全く走れなくて、でもまず3カ月頑張ろうと思って続けていたんだけど、これが走れるようになるものですね。あと2年前からヨガも始めて、今は週に4日やっています。

スポーツもそうですが、仕事も家事も、やりたいこと、やらなければいけないこと、すべて朝にやります。夜は本当にシンプルで、ご飯食べてお風呂入って寝るだけ。たとえば家事なんかも、夜仕事から疲れて帰ってきてからだと「ああ、おっくうだなー、でも片付けなきゃ…」とウツウツとした気分になるじゃないですか。だからそれを全部朝やっちゃうんです。朝って時間が限られているからお尻に火がつくというか、集中するからはかどるんです。これは意外とおすすめ。

朝、ランニングから帰ってくると体がやる気モードになっているから、その勢いでいろんなことができちゃうのね。短時間でいろんなことができると「やったー!」という充実感が味わえるんです。人間ってそういう充実感を感じることでいきいきするんじゃないかな。朝から充実しているから、そのままいい感じで仕事モードにも入っていけるような気がします。

その他に、毎日の生活で気をつけていらっしゃることはありますか?

食事は、昼食で生野菜をたっぷりとります。生野菜を2日食べないともう気持ち悪いというか、具合が悪くなる。夜は炒めたり煮たりしていろんな調理法でいただきますが、昼はサラダをたくさん食べますね。だからウチの冷蔵庫にはいつも野菜がいっぱい。

あと朝は果物をとっています。朝はしっかり食べるより、果物を中心に。そのほうが体が軽やかでいられる気がするし、内臓にも負担がかからないような気がします。

睡眠について、こだわっていらっしゃることなどありますか?

寝具って、肌に直接触れるものだし、そういう心地よさって、気持ちにも影響寝具にはこだわりがあって、もうずっと羽毛布団を使っています。やっぱり軽くて、上質なものがいいですね。羽毛は徐々にレベルアップして、歳相応にお金をかけています。睡眠って、やはり大事ですから。いいものを使ってみてわかったのですが、暖かさや肌触りが全然違うんです。寝具って、肌に直接触れるものだし、そういう心地よさって、気持ちにも影響すると思うんですね。やはり大人の女性はそういうところに気を使わないと。

ちょっとぜいたくと思われるかもしれませんが、私はシーツや枕カバーなどはクリーニングにだしています。本当は自分でアイロンかけができればいいのですが、仕事をしているとなかなか時間がとれないので。パジャマもシルクや麻などの自然素材のものにしています。そこだけは贅沢をしていますね。

最後に、今後の展望について教えてください。

仕事としては、今までヘア・メイク以外にも、面白そうだなと思うものにはいろいろトライしてきましたが、今興味があるのはガーデニングです。ガーデニングの達人になりたくて、去年から庭作りに励んでいます。だけど、庭って、時間がかかるというか…(笑)。

 私の本業はヘアメイクですが、メイクって、「こういうものを作りたい」ってイメージした何時間後かには完成するものですよね。ずっとそういう世界に生きてきたからか意外とせっかちで、思ったことはすぐにやるという性格なんですね。でも自然って、こっちが思っているように簡単にはできあがらないというのが、やっとわかったんですね。自然という相手に自分を合わせるということを今、学んでいます。 たとえば種をまくと、もう翌週には「芽が出ているかな?」って、最初の頃は思ってて、「そんなにすぐには育たないよ」と言われたり。でもせっかちだから「まだかな、まだかな」って思っちゃう。そこでひとつ思いついたのが、いったん忘れてしまうの。すると忘れた頃に芽が出ていて「やったー、芽が出たー!」って、すごい喜びにつながるんです。

今はガーデニングの雑誌で連載もしていて、そこでプロの方に教えてもらいながら、いろんなものを育てています。ハーブも育てているし、野菜も育てているし、薔薇もあるの。栗の木や桃の木なんかもあるのね。そういう自然を相手に、今までにはなかったゆったりした時間の流れ、長いスパンで物を育てていくことを楽しんでいます。

藤原さんの透明感のあるメイクをいろいろなところで拝見していて、クールビューティな方かと想像していました。でもお話をさせていただくと、とてもチャーミングな方でその場の空気がやわらかくなるのを感じました。ガーデニングを始めたばかりの頃の失敗談などでは、お茶目な部分も垣間見えたり。楽しい時間を過ごさせていただきました。

【プロフィール】 藤原美智子/ヘアメイクアップアーティスト
ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティページ、広告撮影のヘアメイクとして第一線で活躍。またエッセイ執筆や化粧品関連のアドバイザー、講演、テレビ出演など、活躍の場は幅広い。近著『生き方名言新書5藤原美智子』(小学館)、大人向け・初心者向けのランBOOK『大人ラン』(講談社)など著書多数。

藤原美智子/ヘアメイクアップアーティスト