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東洋羽毛スペシャリストインタビュー ご活躍の有名人の方に睡眠と健康、ライフスタイルについてお聞きしました。

世の中にはエイジングについてたくさんの情報があります。でも間違ったスキンケアでかえって肌老化をすすめてしまっている人も多いとか。今回は、エイジングケアのスペシャリスト、皮膚科医の吉木伸子先生に正しいお肌のケアについて教えていただきました。

肌老化の最大の敵は紫外線!

エイジングには紫外線対策がもっとも大事!

肌老化の65%は紫外線によるものです。紫外線のダメージは、毎日少しずつ積み重なっていきます。もし若い頃から無防備にたくさん紫外線を浴びていれば、その分シワやシミができるのも早くなります。だからエイジングケアに早すぎるということはありません。

シミなどは、初期の頃は薄く、よく見ないとわかりません。それがだんだんと濃くなっていき、あるレベルを超えたとき、急に目立つようになるのです。そこからあわててエイジングケアを始めても、一度できてしまったシミはスキンケアで消すことはできません。ですから、できる前からの予防が大事になるのです。

紫外線は冬や曇りの日でも降り注いでいるということは、もう多くの人が知っています。でもふだんの生活の中で少しづつ浴びる生活紫外線は油断している人が多いようです。

実は日中オフィスで働いているOLさんよりも、毎日買い物や洗濯、庭の掃除などでちょこちょこ外出する機会の多い主婦の方のほうが、生活紫外線は多く浴びているのです。毎日2時間程度外出する主婦の方が晴天の1週間に浴びる生活紫外線は、真夏に海水浴で、1時間に浴びる量と同じくらいというデータもあるほど。エイジングを気にするなら、紫外線対策は毎日のスキンケアに組み込むことが大切です。

日焼け止めよりパウダーファンデーションで防御を

紫外線対策に、日焼け止めクリームはもはや常識。ところが日焼け止めは使用量をきちんと守らないと、期待する効果が得られないということを理解していない人が多く、「塗っていれば安心」と思っている人が多いようです。

日焼け止めのSPFの数値は、皮膚1㎝2あたり2mgの日焼け止めを塗ったときの効果として測定されています。これを顔全体に塗ると、500円玉くらいの量になります。でも現実的にそれだけの量を顔に塗ることは無理です。また毎日毎日それだけの量を塗っていると、毛穴をふさいでかえって肌の負担になります。汗をかけば流れ落ち、お化粧もくずれて…と、結局日焼け止めだけでは毎日の紫外線対策は難しいということになります。そこでおすすめなのが、パウダーファンデーションです。

ファンデーションにも紫外線散乱剤が含まれています。またパウダーの粉の成分が紫外線をはね返し、日焼け止めと同じような効果があります。主婦の方や敏感肌で日焼け止めを使うと肌が荒れるという人は、朝洗顔をして化粧水をつけたあとにパウダーファンデーションをつけるようにすれば、生活紫外線もかなり防御できるはずです。さらに、外出する際には帽子をかぶる、サングラスをする、日傘をさすなどして紫外線対策を行いましょう。

紫外線を浴びると作られるメラニンを抑えるには美白化粧品を

紫外線を浴びると、肌の中でメラニン色素が作られます。メラニンは紫外線から肌を守るために作られるのですが、これが過剰に作られることで色素沈着し、シミとなってしまうのです。シミを予防するには、このメラニンを抑える美白成分がかかせません。

美白成分として、皮膚科でよく使われるのは、

・ビタミンC誘導体  
・コウジ酸
・ハイドロキノン 
・油溶性甘草エキス

などです。 美白成分は人によって相性があるので、自分の肌で試してみて、合ったものを選ぶようにしましょう。

また美白成分はできてしまったシミを消すことはできません。予防的に使うものなので、年間通して顔全体に使ったほうが効果があります。

間違ったスキンケアが肌老化を早めている!

どれもが間違い。正しいお肌のケアで美肌をキープ! 

シワは乾燥が原因だと思っていませんか?

シワができると乾燥していると思いこんでいる人が多いのですが、実は肌のコラーゲンの減少が大きな原因です。人間の皮膚は表面から角層・表皮・真皮の3層になっていて、コラーゲンは一番奥の真皮にあります。このコラーゲンが加齢で減ってしまうことでシワができるのです。ですからいくら肌表面にたっぷり化粧水をつけても、できてしまったシワは消せません。

ではコラーゲン入り化粧品を使えばいいかというと、そうではありません。コラーゲンは分子が大きいので、肌に直接塗っても肌の奥の真皮まで届きません。コラーゲンを増やすには、コラーゲンを増やしてくれる成分の入った化粧品を取り入れることが必要です。
コラーゲンを増やす成分には、

・ビタミンC誘導体 
・ナイアシン(ビタミンB3)
・レチノール(ビタミンA)

などがあります。

強めのマッサージやパッティングで肌を刺激していませんか?

化粧水を肌につけるときに、パタパタとたたくようにしてつけている人や、拭き取りタイプのクレンジングを使うときにコットンなどで肌をこすりすぎている人、また強いマッサージのやりすぎでかえってシミやシワを増やしている人も多くみられます。「こする」「たたく」「引っぱる」といった行為はどれも肌に炎症を起こす原因となります。炎症によって活性酸素が発生し、それがまた肌を傷つけて老化を早めてしまう原因となります。化粧水などをつけるときには、やさしく、肌にのせるような感じでなじませます。

洗顔はうるおいを残すほうがいいと思っていませんか?

洗顔料にはさまざまなものがありますが、皮脂をおとしすぎると肌が乾燥してシワの原因になるという誤解から、肌にうるおいを残す洗顔料を選んでいる人や、洗顔料を使うのはメイクをしたときだけという人も。

けれど、肌表面の皮脂を残しておくと酸化して活性酸素を生み出し、老化の原因になるのです。ですから洗顔ではしっかりと皮脂を洗い流すことが大事です。 洗顔後は水分を蓄える働きをする保湿成分の入った化粧水でケアをしましょう。

肌のためにはしっかりと眠ることも大切!

実は肌は寝ている間にしか再生されないのだとか。
美肌キープのためにはスキンケア+睡眠が重要。  

肌は表皮の奥の基底層というところで細胞分裂が起こり生まれ変わるのですが、この細胞分裂はおもに睡眠中に行なわれます。睡眠不足だとこの肌の再生を充分に行なうことができなくなるのです。
また夜眠っているあいだには成長ホルモンというホルモンが分泌され、それが肌の修復作業を行っているのですが、この成長ホルモンは寝入りばなの3時間に分泌がさかんになると言われています。ということは、眠りについてからの3時間を、いかに質のいい睡眠にするかが大事になってきます。また夜10時から深夜2時までがホルモン分泌にはもっとも適した時間で、肌のゴールデンタイムと呼ばれています。その時間帯には熟睡できるようにしたいものです。
とはいっても、多忙な現代社会に生きる私たちに、夜10時に寝るというのは現実的に無理ですね。ならば遅くとも「その日のうち~0時半までには寝るようにする」など、自分なりに目標を決め、それを実行できるように生活を組み立てて行きましょう。

最後に、先生からのメッセージ

エイジングについて、みなさんはどう考えていますか? 確かに年齢より若く見られることはうれしいことかもしれません。でも若くみえること=美しさではありませんね。年齢を重ねてもなお美しい女性の多くは、その人の人生観や生き方などが反映しているように思います。日頃のお手入れは怠らず、そしていろんなことに興味を持ち、内面も磨いていきいきと生活している、そういうことも大事なのでは、と思います。

【プロフィール】 吉木伸子/皮膚科医

平成5年横浜市立大学医学部卒業。平成5年慶応義塾大学病院皮膚科学教室に入局。その後皮膚科、レーザークリニック勤務、米国オハイオ州の形成外科、日本漢方研究財団附属渋谷診療所での研修を経て、平成10年東京・銀座に「よしき皮膚科クリニック銀座」を開業。現在はレーザー、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科学と漢方を取り入れた皮膚科治療を行うかたわら、多くのTV、書籍、雑誌などのメディアを通じて正しいスキンケアについて語る。最新刊『正しいエイジングケア事典』(高橋書店刊)は10万部を超す大ヒット作に。その他『からだ想いさんのうるおい美肌ケア』(アスペクト刊)『大人のスキンケア再入門』(光文社知恵の森文庫刊)『スキンケア美容医学事典』(池田書店刊)『本当に正しい大人のスキンケア』(主婦と生活社)など多数。

「よしき皮膚科クリニック銀座」
http://yoshiki-hifuka.com/

※プロフィール写真/撮影:下村しのぶ

吉木伸子/皮膚科医