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美容と睡眠
コラム

美容コンサルタント美羽Miu

vol. 25心地よく眠れる♪睡眠の質を上げる「寝具のお手入れ」のコツ

日々を健康に過ごすためには、質の良い睡眠が必要です。そして質の良い睡眠をキープするためには、寝具の状態が重要になります。今回は、睡眠の質を上げるための「寝具のお手入れのコツ」について紹介します。

快眠のポイントは「湿気をこもらせないこと」

快眠のポイントは「湿気をこもらせないこと」 睡眠の質は、ふとんの中の状態=「寝床内環境」と深く関係しています。眠りに最適な寝床内環境は「温度33℃(±1℃以内)、湿度50%(±5%以内)」と言われています。つまり寝室の温度だけでなく、ふとんの中の湿度をコントロールすることも大切です。

寝具のお手入れでは「湿気がこもらないよう、乾燥させておくこと」をとくに意識しましょう。

寝具に湿気がこもってしまうと、掛けふとんに重みを感じたり、じめじめして寝苦しくなったりします。また、ふとんが本来持っている保温性も弱まってしまう恐れがあるほか、カビやダニ、不快なニオイが発生したりするおそれも……。

正しいお手入れ方法を知っておき、寝具の湿度をしっかりコントロールしましょう。


掛けふとん(羽毛ふとん)のお手入れのコツ

掛けふとん(羽毛ふとん)のお手入れのコツ 羽毛の掛けふとんは、まず日干しの仕方が肝心です。羽毛ふとんは吸湿・放湿性に優れているため、頻繁に干す必要はありません。月2〜3回を目安に、1回1〜2時間程度、湿気の多い時間帯(朝や夕方)を避けて日干ししましょう。

直射日光に当たるとがわ生地(外側の布地)が傷むことがあります。干す際は、必ずカバーを掛けましょう。

干すのが難しい場合は、ふとん乾燥機を利用して湿気を飛ばすのもオススメです。高温に設定すると羽毛が傷みやすくなるため、温度はやや低めに設定しましょう。乾燥機の種類によっては、羽毛用の温度設定が可能なものもあります。

日干しのあと、ふとんの表面にゆっくりと掃除機をかけてください。ふとん表面のホコリやダニが除去され、より清潔になります。


敷きふとんのお手入れのコツ

敷きふとんのお手入れのコツ 人は毎晩、眠っている間にコップ約1杯分の汗をかきます。敷きふとんはその汗の多くを吸収しているため、毎日しっかり湿気を飛ばしてあげることが大切です。

とくにフローリングの床には通気性がないため、水分がそのままふとんに蓄積されてしまいます。フローリングにふとんを敷いて寝るときは、敷きふとんの下に必ず「すのこ」や除湿マットを敷きましょう。ベッドで寝る際も、汗を吸収するパッドを敷くのがベストです。

朝起きたらすぐにふとんを畳まず、掛けふとんを足元に寄せて1時間ほど放置し、敷きふとんの湿気を飛ばしましょう。室内でふとんが干せる折り畳み式のアイデア商品などを利用するのも良いでしょう。 また、掛けふとんと同様に、月2〜3回を目安にカバーを掛けて日干ししましょう。


洗濯・クリーニングの目安と、長期保管時のコツ

寝具をお手入れするポイントは、他にもあります。

シーツやカバーはこまめに洗う
シーツやふとんカバー・枕カバーなど、洗える寝具はできるだけ毎日(少なくとも週1回は)洗濯しましょう。シーツやカバーを清潔に保つことは、心地よさだけでなく、アレルギーのもととなるカビやダニの発生を防ぐことにも繋がります。

ときには専門店でクリーニングを
定期的に日干しをしても、毎日使うふとんには、やはり汚れやホコリが蓄積されます。こうしたダメージは羽毛ふとんの保温性や弾力を損なってしまうこともあるため、汚れや使い心地が気になったときは専門店でのクリーニングも検討しましょう。

長期保管は通気性の良い場所で
羽毛ふとんを長期保管する際は、日干しや乾燥機で充分に湿気を飛ばしてから、通気性の良い専用ケースなどに入れて湿気のこもらない場所に置きましょう。押入れであれば、下段よりも上段のほうが適しています。また、保管中もたまに押入れの戸を開けて湿気を逃がし、半年に1回は日干しを行うと、ふとんをより長持ちさせることができます。