コラム
美容コンサルタント美羽Miu
vol. 1美肌をつくる睡眠のコツ。肌と眠りの深い関係とは?
「寝不足でお肌がボロボロ」なんてセリフはよく聞きます。睡眠の質はお肌の質に直結していることを、身をもって経験している女性も多いはず。 どんなに良い美容液を使っても、睡眠不足では本来の効果を実感できなくなることも……。
では、美肌をつくるための眠り方とは、いったいどのようなものなのでしょうか?ツヤツヤの美肌をつくる眠り方、その簡単なコツを学んでいきましょう。
美肌には「質の良い睡眠」が大切
肌細胞のターンオーバーに直結している自律神経のバランスは、睡眠の時間や質に大きく左右されます。自律神経とは睡眠、食事、呼吸といった重要な身体機能の多くをコントロールしている神経系で、覚醒・興奮を司る「交感神経」と、休息・リラックスを司る「副交感神経」の2つがシーソーのようにバランスを取り合うことで成り立っています。
ストレスの多い現代社会では、交感神経が優位になりがちであると言われます。しかし身体にとって大切な血液の流れを促進させるためには、副交感神経の働きが欠かせません。肌に必要な栄養素や水分も、血流に乗って全身に運ばれます。みずみずしく弾力のある肌をキープするには、自律神経を整えることが大切です。
そのためにも、質の良い睡眠を充分にとりましょう。質の良い睡眠をとると、副交感神経が優位になり、血流がよくなり美しいお肌づくりに繋がります。
睡眠を美肌に繋げる♪簡単なコツ3つ
(1)睡眠は質×量、どちらも大事にしよう
睡眠中、とくに深い眠りの最中にたくさん分泌される成長ホルモンは、身体を修復する働きがあり、お肌の新陳代謝を助けます。成長ホルモンの分泌のためにも睡眠の質が大切です。
「質のよい睡眠をとっているから、時間は短くても大丈夫」かと言うと、決してそうではありません。
みなさん短時間睡眠が続いた時にお肌の調子が悪くなった経験はありませんか?短時間睡眠は肌が老化するという研究結果があります。質と量のどちらも向上させていくことが大切です。
(2)目に入る光をコントロールしよう
美肌づくりには自律神経を整えることが大切ですが、自律神経を整えるためには、睡眠・覚醒などのリズムを調節している「体内時計」を正常に保つ必要があります。そのために、朝〜日中は明るい光のもとで活発に過ごし、夕方~夜にかけては暗めの照明のもとでゆったり過ごすことを意識しましょう。
具体的には、朝起きたら太陽の光を浴びて、脳を覚醒させると同時に体内時計をリセットします。そして、夜は明るい場所へ行くことをできるだけ控え、部屋の照明を少し暗めに設定して過ごしましょう。また、スマホやタブレットの画面から発するブルーライトには覚醒効果があるため、こうした機器はできるだけ控えるようにしましょう。
(3)湯船に浸かって体温を上げよう
ぐっすりとよく眠るためには、布団に入る前に深部体温(内臓の温度)をちょっとだけ上げておくことが効果的です。この深部体温が下がるにつれて、人は眠くなるようにできているためです。
お風呂をシャワーで済ませている方は、ぜひ今夜から湯船に浸かって温まりましょう。お風呂でちょっと深部体温を上げると、その後、上がった深部体温を下げようと血流が良くなります。その結果、湯船に浸からない時よりも深部体温が下がるスピードが速くなり、強い眠気が起こりやすくなります。就寝の90~30分前に、38~41℃のお湯に浸かりましょう。お湯に浸かる時間の目安は、40℃のお湯で10分間程度、40℃よりも低いようでしたらお湯に浸かる時間を延ばして、高いようでしたら短くするといった調整をするとよいでしょう。
無理のない程度で結構ですので、湯船にゆっくり浸かる習慣を心がけてみてください。
スベスベ・ツヤツヤの美しいお肌は、良い睡眠から生まれます。
簡単なコツを実践して、眠りを美肌の味方につけましょう♪
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