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美容と睡眠
コラム

美容コンサルタント美羽Miu

vol. 21眠り上手は痩せ上手。睡眠とダイエットの深い関係

「我慢したいのに、ついお菓子に手が伸びる」「ダイエットの成果が思うように現れない」……その悩み、解決のカギは「睡眠」にあるかもしれません。 睡眠の質や時間が不足していると、食欲がコントロールしにくくなり、健康的な痩せ方になりにくくなります。今回は「睡眠とダイエットの関係」についてご紹介しましょう。


よい眠りは「健康的なダイエット」へ導いてくれる

よい眠りは「健康的なダイエット」へ導いてくれる いくら痩せたとしても、体が疲れていたり、お肌にハリや潤いがなかったりしていたのでは健康的とは言えません。健康的なダイエットをするためには、成長ホルモンの分泌が鍵となってきます。

健康的なダイエットに欠かせない「成長ホルモン」は、睡眠中に分泌されます。

成長ホルモンは、肌の新陳代謝、疲労回復、筋肉の修復などを担うホルモンです。この成長ホルモンは、入眠直後の深いノンレム睡眠に最も多く分泌され、この時によい眠りが妨げられると正常に分泌されなくなります。


よく眠ると食欲コントロールが楽になる

よく眠ると食欲コントロールが楽になる もう一つ知っておきたいのが、睡眠と食欲の関係性です。私たちの食欲は「レプチン」と「グレリン」という2つのホルモンのバランスで成り立っており、このホルモンの分泌にも睡眠が深く関わっています。

質の良い睡眠を充分にとると、食欲抑制ホルモン「レプチンの分泌が促進されます。レプチンは満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれるので、「ちょっとつまみ食いがしたい」「ご飯をお代わりしたい」という欲求をコントロールしやすくなります。
反対に、睡眠の質が低下したり睡眠時間が不足したりすると、食欲増進ホルモン「グレリンの分泌が盛んになります。グレリンは空腹を感じさせる食欲中枢を刺激し、「もっと食べたい」という気持ちを促進させてしまいます。

寝不足のとき「妙にお腹が空く」の他に、「食べちゃダメと分かっていても、ついつい食べてしまう」、「脂っこいものが欲しくなる」という感覚を経験している方は多いかと思いますが、これは脳とホルモンの働きによるもの。質の良い睡眠をしっかりとることで、食欲のコントロールも楽になります。


よい眠りがダイエットの鍵

よい眠りがダイエットの鍵 健康的なスリム美人を目指すなら、食事と運動だけでなく、睡眠のとり方も意識するのがベストです。

まずは充分な睡眠時間を確保しましょう。睡眠不足の状態が続くと、自律神経も乱れます。自律神経が乱れれば、不安やイライラを感じやすくなり、食欲のコントロールもしづらくなってしまいます。
必要な睡眠時間には個人差がありますので、下記の記事を参考に、自分に適した時間を測ってみてください。

何時に布団に入ってる?あなたに最適な「睡眠時間」と「時間帯」を教えます

また、眠りに良い夜の過ごし方として、就寝の1〜2時間前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かることもオススメです。お湯に浸かって深部体温を少し上げると寝付きが良くなり、眠りの質も向上します。寝室ではスマホやパソコンから離れ、ストレッチや読書などをしてゆったり過ごすようにしましょう。